おもちゃ修理のポイント


 おもちゃ修理は、いくつかの道具と修理のポイントが分かっていれば可能です。ただし、自己責任でお願いします。

1.故障原因別(多い順に)
 (1)乾電池等の電源不良(まずはF、Gの項目を参考にしてください。)
    乾電池が液漏れした場合は、素手で触らないようにして速やかに取り出してください。
    液体や粉は、アルコールやパーツクリーナー等できれいにふき取りましょう。
 (2)スイッチの接触不良
    電源が入らない、ボタンを押しても反応がない場合は、スイッチのON/OFFを何度か繰り返すと、回復する
   場合があります。
 (3)ケースや部品の破損
    接着剤やテープ等で接続または補強出来ますが、適したものを使用することはもちろんですが、無暗に接着
   剤を使うとかえって痛めてしまうことがあります。

2.おもちゃの分解・組み立て。どちら難しいか?
   自分で分解したが組立られなかったという、修理依頼があります。普通は分解の方が簡単に思われるでしょう
  が、分解の方が難しいのです。修理に慣れた私達でも、分解を誤ると組み立てに苦労します。
   ましてや他人が分解した物はさらに難しくなります。

  @分解の工程は、段階ごとに写真やメモを取って記録しましょう。
Aネジ類はすべて同じとは限りません。ネジごとに何処に使用されていたか、
  記録しながら外し紛失しないよう保管してください。
  ※右のように段ボールにおもちゃの形を書き、ネジ位置に穴をあけ、
   外したネジを差し込んで保管する。
B歯車類は一つ間違っても動作しなくなります。一気に分解すると元の状態
 が分からなくなります。慎重に記録を取りながら順に分解しましょう。
3.保証書や取扱説明書は親が保管しましょう
 (1)おもちゃによっては保証書があります。親が保管し故障の時は積極的に利用しましょう。
 (2)取扱説明書は親も一緒に目を通し、子どもが理解できるように説明しましょう。そして説明書は必ず保管し、
   おもちゃ病院に故障依頼をするときは、いっしょにお願いします。