故障かなと思ったら(セルフチェック)


  電池を使用するおもちゃの場合、乾電池関係に問題がある場合が3割程度あります。
 故障かなと思ったら下記の項目を参考にチェックしてみて下さい。

■チェック1:おもちゃに適した電池を入れましたか?

乾電池には大きく3種類あります

○マンガン電池= リモコン、時計、ガスレンジ等に適する。
○アルカリ電池= おもちゃ全般に適する。
○充電電池  = おもちゃにはあまり適しません。
  ※充電電池は、マンガン・アルカリ電池にくらべ電圧が低いため、おもちゃに限らず動作しない
   場合があります。また、価格も高く子どもが充電など管理するには少し無理があると思います。

■チェック2:電池は正常ですか?

○よくあるパターンは、新しい電池を入れたけど動かないという修理例です。
 (ドクター)電池を調べてみると、使用不可の状態でした。
 (ドクター)なぜ新しい電池でしたか?・・・(来院者)引き出しにビニールパックされた状態でした。
 (ドクター)その電池はいつ購入されたましたか?・・・(来院者)覚えていません。

電池は生ものです。製造した段階から内部放電(電気が消費)が起きています。使用しなくても
 徐々に働きが弱まり、最終的には使用できなくなります。買い置きはあまりお勧めできません。

○電池の保管は10〜24、5度の乾燥したところが適するとあります。
 電池を冷蔵庫に保管すると、結露したりして故障の原因となることがあるので、お勧めできません。

●電池(バッテリー)チェッカーという装置が、百均やホームセンター等で販売していますので
  家庭に一個あると何かと便利です。

■チェック3:電池の交換は、一度に全て同じ電池に交換しましたか?

新しい電池と古い電池を混ぜて使用する。マンガン電池とアルカリ電池を混ぜて使用する。他にも
色々な組合せがありますが、電池の交換は全て同じ種類で新しい電池に交換しましょう。

■チェック4:電池の端子、電池ボックスの端子に、サビや汚れはありませんか?

端子にサビや汚れがあると、接触不良を起こし正常に電気が伝わりません。
簡単な方法は、電池を入れた状態で電池を指先で5,6回クルクル回すと回復する事があります。

■チェック5:使用しなくなったおもちゃ(リモコンなども)は、電池を抜いておきましょう

修理で比較的多いのが、電池や電池ボックスに白や緑の粉さらに液体が付着したものです。直接の
原因は、電池が液漏れを起こしたと予想されます。
液漏れは、電池を入れたまま長期放置した場合などに起きます。子どもがおもちゃで遊ぶのは一時期
です。遊び飽きたら必ず電池を抜いて、きれいに掃除をして保管しておくと、弟や妹、更には孫にも
使用させることが出来ます。